イタリア・オペラ対訳本の出版・通販/舞台字幕制作/舞台言語表現監修/コンサート企画
おぺら読本出版は、イタリアオペラ対訳本の企画・編集・販売・字幕制作、舞台言語表現の監修、講演などを通し、イタリアオペラのさまざまな作品・文化を発信し続けています。
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【72】Il Viaggio a Reims( ランスへの旅 あるいは 黄金百合亭)
¥2,600
作曲 ロッシーニ 2020年8月25日初版刊行 1825年に挙行されたフランス国王シャルル10世の戴冠式のためにジョアキーノ・ロッシーニによって作曲された全1幕のドラマ・ジョコーソ。パリ中の劇場が戴冠式とフランスの栄光を讃えた作品を上演する事を計画していたが、ロッシーニも新国王とブルボン王家を讃えるためにこの作品の作曲に着手した。歴代のフランス国王の戴冠式はランス大聖堂で行われてきた。プロムピエール温泉保養所にある「黄金百合亭」を舞台にして、戴冠式を見学に来たヨーロッパ各国の名士たちによって戴冠式の前日、正確には1825年5月28日に繰り広げられる日常をオペラ化した。ランスに向けて出発するために馬車を待っている宿泊客。そこに一台も馬車が見当たらないとの報告が入り、大混乱の最中、宿の女将に手紙が届き、ランスに行かずともパリでも祝宴が開催されると言う事が分り、一同それぞれの出身国の音楽を披露する事でシャルル10世の戴冠を祝福することになる。戴冠式で盛り上がる1825年6月19日に、当時パリの王立歌劇場テアトロ・イタリエンヌ《イタリア劇場》の音楽監督に就任していたロッシーニは、ジュディッタ・パスタをはじめとする、当時パリで活躍していた最高水準の歌手をキャステングし発表し、タイムリーな題材でもあった事から大成功を収めた。この作品を評して、スタンダールは、ロッシーニの最も優れたオペラ作品であると絶賛している。 スマホ待ち受け画面
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【68】La donna del lago( 湖水〈うみ〉の麗人)
¥2,600
作曲:ロッシーニ 2020年2月29日 初版発行 スコットランド北部のカトリン湖の孤島に、ジェームス5世スコットランド王から追放されたアンガスのダグラスは娘エレーナと密かに暮らし、反乱軍を組織し復活の機会を窺っている。反乱軍の勇士ロドリーゴはダグラスの娘エレーナと婚約し、一族の絆を固め国王ジェームス5世への反旗を誓うが、エレーナは同じ反乱軍騎士マルコムと相思相愛の仲である。父親の命を受けロドリーゴと婚約したものの、心はマルコムに傾いている。そんな時、ウベルトと偽名を名乗る騎士がこの孤島に迷い込みエレーナに助けられる。実はこのウベルトこそジェームス5世の仮の姿であったが、救助された礼にと、自身の指輪をエレーナに贈る。この指輪はかつて縁あって国王の命を助けた礼に贈られた由緒ある指輪で、この指輪を国王に示す事で如何なる願いも叶うというのだ。反乱軍首領の娘であるエレーナが果たしてどのようにこの指輪を使いこなすのか ? ロッシーニが1819年ナポリ・サン・カルロ劇場のために作曲したオペラ・セーリア。原作は同名の叙事詩でサー・ウォルター・スコットの手になる。 スマホ待ち受け画面あり
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【66】L' italiano in Algeri(アルジェのイタリア娘)
¥2,700
作曲:ロッシーニ 2019年10月5日初版刊行 アルジェのイタリア娘 舞台はオスマン帝国ムスタファー太守のハレムを中心に展開される。王妃エルヴィーラに飽き飽きしてきた太守ムスタファーは、海賊の首領ハーリーに新鮮な感覚で付き合うことのできる若いイタリア人娘を新しい妃に迎えるために拉致を依頼する。現王妃は奴隷のリンドーロに与え、二人ともイタリアに送り返そうという魂胆。丁度そこに、嵐のため難破した外国船の避難民を救助した海賊ハーリーは、太守ムスタファー好みのイタリア娘イザベッラを発見し、太守に届ける。一目で気に入った太守はイザベッラを新王妃に据えるためにエルヴィーラとリンドーロを出国させようとするが、実はこの奴隷リンドーロはイザベッラの恋人であったことから喜劇性は一気にたかまる。さて、結論はいかなることに、本編第2幕をじっくり読まれんことを。1813年に発表されたイタリアオペラ・ブッファの最高傑作のひとつで、ロッシーニが作曲した。 スマホ待ち受け画面あり
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【44】Otello(オテッロ)『ロッシーニ作曲』
¥2,500
作曲:ロッシーニ 2014年5月初版刊行 フランチェスコ・ベリオ・ディ・サルサがシェイクスピアの同名戯曲をオペラ台本化した。19世紀において最も人気のある名作の一つであった。キプロス島からトルコ軍を撃退しヴェネツィアのサン・マルコ広場に凱旋帰国した将軍オテッロ。ヴェネツィア総督はその褒美に望むものを取らせるという。オテッロが希望したのはヴェネツィアの市民権。オテッロの妻デズデーモナに失恋した総督の息子ロドリーゴは絶望する。ムーア人であるオテッロに敵意を抱くヤーゴがある姦計を提案するが… 待ち受け画面
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【42】La Cenerentola(チェネレントラ)*シンデレラ*
¥2,500
作曲:ロッシーニ 2008年5月初版刊行 イタリア語のタイトルは「チェネレントラ」。チェーネレは灰を意味し、ペントラの語尾を結合させ、チェネレントラとする。ペントラはフライパンの意味。掃除と台所の象徴を主人公の名前にした。物語は童話でもよく知られているが、このテーマはロッシーニのみならずレスピーギはじめ多くの作曲家がオペラ化している。一般には「シンデレラ」として知られているが、物語の進行はこの童話に準じている。
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【16】Barbiere di seviglia(セビリアの理髪師)
¥1,600
20%OFF
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作曲:ロッシーニ フランスの劇作家ボーマルシェの同名戯曲をチェーザレ・ステルビーニがオペラ台本化した。ロッシーニのオペラ・ブッファの集大成と言える作品。ロジーナの後見人バルトロは、用心深くロジーナが部屋から出ることを極端に嫌っている。アルマヴィーヴァ伯爵は、テラスに出たロジーナに一目惚れ。何とか接触したいが手だてがない。そこにかつて伯爵に仕えていた理髪師のフィガロが偶然登場。伯爵の気持ちを知り、フィガロは一肌脱ぐことになる…