ジュール・マスネ | おぺら読本出版
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【84】WERTHER ウェルテル
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ウエルテル 作曲:ジュール・マスネ 2024年5月15日初版刊行 ドイツの文豪ゲーテ著「若きウェルテルの悩み」をジョルジュ・アルトマン等が台本化しジュール・マスネが1891年作曲した「マノン」に続くマスネの代表作。 若き詩人ウェルテルが、舞踏会に出席するための衣裳を着て現れたシャルロッテに偶然出会う。シャルロッテは母親との約束でアルベールとの結婚を控えているのだが、この事実を知る由もないウェルテルは彼女に自分の心の全てを捧げようと勝手な独りよがりの世界にのめりこんで行く。 シャルロッテとアルベールが結婚してからも、遠くから二人の仲睦まじそうな様子を見詰めているウェルテルは、自分だけが彼女を幸せにすることが出来ると嘆くばかりである。この事実を知ったシャルロッテは、心の冷静さを取り戻すようにウェルテルを諭し、旅に出るよう勧めるが、クリスマスには待っているとも付け加える。 クリスマス・イヴ。何度も躊躇したがウェルテルは約束の日にシャルロッテの前に現れる。愛を告白するウェルテル。アルベールの妻として拒否するシャルロッテ。残されているのは「死」であると、永遠の別れの言葉を投げ捨て彼女から離れるウェルテル。恐怖の予感に襲われるシャルロッテ。ウェルテルの部屋に入ってきたシャルロッテが目にしたものは? 1892年2月ウイーン宮廷歌劇場にて初演。またたく間に世界を席巻した名作。