アッリーゴ・ボーイト | おぺら読本出版
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【74】Mefistofele メフィストーフェレス(悪魔メフィストーフェレス)
¥2,600
アッリーゴ・ボーイト作曲 2020年11月27日初版刊行 ゲーテの「ファウスト」に取材した作品は多数あるが、アッリーゴ・ボイートの台本による〈メフィストーフェレ〉は、ファウスト博士と悪魔の契約を結ぶ相手、悪魔メフィストーフェレス(このオペラではメフィストーフェレ)をタイトルロールにしたボイート渾身の傑作である。 大合唱曲サルヴェ・レジーナ、ファウスト博士「平野から、牧場から」、メフィストーフェレ「俺は悪魔だ」「これが無の世界」はじめ、グリム童話の「ねずの木」を編集したファウストの恋人マルゲリータの歌う「あの夜、海の底深く」など圧倒的なエネルギーを持つ大きなアリア、ロマンツァに散りばめられた雄大な構想の上に構築された巨大な宮殿のような作品である。物語の構成は、ポンキエッリのラ・ジョコンダ、ヴェルディのオッロ、ファルスタッフ、シモン・ボッカネグラはじめ、同時代の多くの作曲家に台本を提供しその世界的名声と実力はつとに知られていた作詞家ボイート自身が作曲したため、納得の行くまで校正を重ねた結果余りにも長大なオペラ作品になってしまったが、縮小改訂版をボローニャで発表し一気に評価は高まった。 オペラファン必読。初演版、縮小版いずれも掲載。 スマホ待ち受け画面