【77】Oberto オーベルト(サン・ボニファーチョ伯爵)
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作曲:ヴェルディ 2021年8月15日初版刊行
サン・ボニファーチョ伯爵オーベルト
ジュゼッペ・ヴェルディ26歳。彼のオペラ第1作。この作品の成功がヴェルディのオペラ人生を決定させた記念碑的作品。
1839年11月17日にミラノ・スカラ座で初演された。台本は「ナブッコ」「第1次十字軍のロンバルディア人達」「ジャンヌ・ダルク」「アッティラ」「ルイーザ・ミラー」「イル・トロヴァトーレ」などの作品でヴェルディとコンビを組んだテミストークレ・ソレーラが提供した。
サン・ボニファーチョの伯爵オーベルトは、ヴェローナのサリングエッラ家救援に加勢したエッツェリーノ・ダ・ロマーノとの戦いに敗北しマントヴァに身を隠すが、娘レオノーラは、すでに母を亡くしていたため、叔母の世話になりヴェローナに留まっていた。若きサリングエッラ伯リッカールドは、結婚する事を前提に名を偽り、オーベルトの美しい娘レオノーラを誘惑した。しかし、政治的なリッカールドは、エッツェリーノの妹クニーツァを強引に口説き落とし、彼女と結婚する事を公表する。ヴェローナの支配権に関してサリングエッラ家に借りのあるエッツェリーノ家にとっては、この婚姻は好都合であった。この事実を知ったレオノーラは、絶望して、リッカールドの裏切りを暴露するために、婚礼の日にイタリア北部の古都バッサーノにやって来る。一方、マントヴァに身を隠していたオーベルト伯爵もリッカールドの、娘に対する不実と、かつての怨念を清算するためにリッカールドとの決闘を決意しバッサーノにやって来た。因縁の4者が婚礼の日にバッサーノの居城に集結する。結果は?
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